PEOPLE

シゲちゃん

プリントシール機事業部 開発職
2015年入社(新卒) 芸術学部卒

開発

プリ機

ROOKIE かわいい、
の最大公約数を探せ。

私は所属するプリントシール機事業部で、開発職として「写り」に関する開発の全てを担当しています。「写り開発」では、プリ画の画像処理はもちろん、ストロボなどの照明を含む撮影環境の設計なども行っています。

この仕事では、画像調整の技術力はもちろんですが、周囲とのコミュニケーション力も必要になります。たとえば、以前、私は「ぷるん肌」という写りコンセプトを実現するために、写り調整を行ったことがあります。そのとき画像処理に求められていたのは「ぷるん」とした潤いのある肌質の表現でした。

しかし、肌質加工のどこからどこまでを「潤い」と感じ、どこから先を「テカり」と感じるのかは人それぞれ。理想の「ぷるん」に仕上げるため、私は企画チームとのコミュニケーションを重ねて検討していきました。

また、写りには撮る人の肌質も関わってきます。誰の肌で撮っても美しいと感じられるよう、さまざまな人に体験してもらい、グループインタビューでユーザーのリアルな声を収集しました。「かわいい」の最大公約数を探すのです。開発者にとって、ユーザーの声は財産です。ユーザーの感性をしっかりと掴んでいくことが、写りの設計では必要不可欠です。

TURNING-POINT 開発はチーム戦。

入社3年目のころ、開発を担当したプリントシール機で私たちが目指したのが「王道の写り」です。ユーザーの誰もが「盛れた」と感じる、万人受けする写りにしようと私たちは開発を進めました。

そのなかで私たちがたどり着いたのが、肌荒れなどの気になる部分をカバーしつつも、内側からあふれるツヤで肌の立体感を演出する「じゅわ肌」でした。

しかし、写りの調整は困難を極めました。何度調整を重ねても、グループインタビューでいい反応は返ってきません。悩みに悩んだ私は、課内のメンバーの力を頼りました。この写りに何が足りないのかアドバイスを求めたのです。

壁を超えるきっかけは「肌だけでなく、画像全体のバランスを調整してみたらどうだろう?」という仲間の一言でした。髪や目などのパーツにさらに調整を加えることで画像全体の完成度を高めていくのです。これがうまくハマりました。市場に投入してからも評判は上々。人気商品に成長しました。

開発はチーム戦。フリューには共に開発するメンバー全員で助け合い、支え合う文化があります。一人で抱え込んでも突破口が見つからないなら、仲間を頼ればいい。より良い商品をつくるために、できることの全てを商品に注ぎこむことが必要なのです。

TURNING-POINT 胸を張ってお勧めできる
ものをつくるため。

商品開発の現場では、私たち開発が市場分析をすることも多々あります。ユーザーが好みそうなメイクやファッション、ライフスタイルを紐解き、ユーザーの「かわいい」を写りに再構築していくのです。今の時代の「かわいい」とは何か。変わりゆくトレンドを見つめながら、技術力を磨く面白さがこの仕事にはあります。

私たちは開発をしながら、その写りを確かめるため日常的にプリを撮っています。調整を重ね、理想の写りが実現されていくと、私たち自身も、撮ることがどんどん楽しくなっていきます。

ユーザーがプリントシール機で体験するワクワクを提供するには、写りをつくる私たちが、全力でこだわり、全力で向き合い、全力で楽しむことが必要だと私は思っています。「とてもよいものができたので、ぜひ」と胸を張ってお勧めできるものをつくるため、私はこの仕事を、これからも全力で楽しみたいと思っています。

WORKS

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目指したのは「じゅわ肌」。写り調整は困難を極めましたが、人気の商品となりました。