2019/01/23(水)
【平成元年】POLO RALPH LAURENの”アメカジ”、髪型はソバージュのバブルスタイルが流行
【平成8年】CECIL McBEE・EGOISTの”ギャルブランド”が人気、安室奈美恵さんブームが顕著に
【平成30年】INGNI・GUの”プチプラ”が上位、”自分に似合う”ファッションや美容を重視
フリュー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:三嶋隆 以下、フリュー)が運営する女子高生・女子大生の動向調査・研究機関『GIRLS’TREND(ガールズトレンド) 研究所』は、2018年12月に「平成の女子高生(JK)に関する世代別トレンド」の調査を実施しました(サンプル数:377)。本レターは、2019年4月30日で平成が終わりを迎えるにあたり、平成元年(1989年)、平成8年(1996年)、平成30年(2018年)の各世代における女子高生の流行を比較する連続企画です。3回目となる今回は、「ファッション・美容」に関連する調査結果を以下のとおり発表いたします。
平成元年(1989年)のJK *現在44~47歳
普段着ている服は「POLO RALPH LAUREN」が第1位となり、1980年代に流行したブランド”アメカジ”の人気ぶりが表れました。また、2位以降には同時期に流行していた”DC(デザイナーズ&キャラクターズ)ブランド”と呼ばれるファッションカテゴリーの服も多数ランクインしました。よく使う化粧品は、「資生堂」「カネボウ」と日本を代表するコスメブランドが上位に。当時、松田聖子さんや中山美穂さんなど人気アイドルを起用したCMが話題となっていたことが関係しているのかもしれません。ファッションや美容で「オシャレ/イケてる」と思うコトやモノの第1位となったパーマ・ソバージュも象徴的で、太眉毛にソバージュという”バブルスタイル”の流行が伺える結果となりました。
平成8年(1996年)のJK *現在37~40歳
安室奈美恵さんの人気とともに、渋谷がギャルの聖地となったこの時代。普段着ているブランドでは、「CECIL McBEE」「EGOIST」を筆頭にSHIBUYA109に出店する”ギャルブランド”が多くみられました。よく使う化粧品は、平成元年に続いて「資生堂」が人気を維持しつつも、プチプラコスメとして知られる「CANMAKE」、さらに百貨店で販売している「CHANEL」などの海外コスメもランクイン。ファッションや美容で「オシャレ/イケてる」と思うコトやモノは安室奈美恵さん(アムラー)となり、3世代で唯一人物がランクイン。安室奈美恵さんの女子高生に対するファッション・美容全般への影響力の大きさが伺えます。
平成30年(2018年)のJK *現在15~18歳
普段着るブランドは、プチプラブランドやファストファッションである「INGNI」「GU」が第1位となりました。よく使う化粧品は、「CANMAKE」が圧倒的1位で、2位以降も「KATE」や「CEZANNE」など手軽に購入できるブランドが多数に。本調査にて、洋服を買うときに重要視するものは値段と回答した人が最も多かった平成30年世代は、ファッションだけでなく美容においても価格を重視するようです。ファッションや美容で「オシャレ/イケてる」と思うコトやモノは、「自分に似合っているモノ」が第1位。自分らしさを大切にする “価値観の多様化”が顕著になりました。
調査結果
ファッションや美容に関する情報の入手先は? ※複数回答
どの世代においても、雑誌、TVが上位2位にランクイン。平成元年、平成8年世代では口コミが3位となった。
平成30年世代は、有名人だけでなく友人や一般人も含め全般的にSNSを参考にしている結果に。
好きなファッション雑誌は? ※複数回答
non-no、Seventeenがどの世代でも上位に。特徴的なのは、ギャル向けの雑誌として知られた「egg」が平成8年にランクインしている点。
普段着ている洋服の入手先は? ※複数回答
直接お店で購入する割合が、時代にかかわらず圧倒的1位。平成30年世代では新しい選択肢としてネットショッピングが登場。購入内訳を見ると、SHOPLISTやZOZOTOWN、Amazonなどが上位となっている。
洋服を買う時に重視していることは? ※複数回答
平成元年、平成8年は上位3位が同じで、デザイン・色、値段、流行という結果に。
一方、平成30年は1位に値段が、3位には着回しがきくかがランクイン。流行よりもいかに安価で使いやすいかに注目している。
普段着ている洋服で、1番好きなブランドは? ※自由回答
平成元年からは、ラフな “アメカジブランド”と、”DC(デザイナーズ&キャラクターズ)ブランド”と呼ばれる個性的なファッションカテゴリーの流行が伺える。平成8年はSHIBUYA109に出店するギャルブランド、平成30年はプチプラ、ファストファッションが多数に。
あなたの周りで流行っているアクセサリーは? ※自由回答
各世代、ピアスが第1位で、時代とともに割合が増加している。平成8年には、”アムラー”ファッションの一つとして知られたチョーカーが2位に。平成30年はイヤリングがピアスに続いてランクインし、ピアス穴を開けない女の子も耳のおしゃれを楽しんでいることが伺える。
20才(大人)になったら身に着けたい、憧れのブランドは? ※自由回答
「Tiffany & Co.」「CHANEL」「LOUIS VUTTON」など、百貨店などで購入できるハイブランドが各世代でランクイン。
平成30年は憧れでありつつもその他ブランドより比較的リーズナブルな「kate spade new york」が第5位に。
あなたが普段よく使っている化粧品のブランドは? ※自由回答
平成元年は人気アイドルのCMが話題になったことが影響してか、「資生堂」「カネボウ」が上位。平成8年ではプチプラコスメ「CANMAKE」に加え、「CHANEL」などの百貨店コスメ、いわゆる”デパコス”もランクイン。平成30年はプチプラコスメが上位を独占。
友だちと遊びに行く時に「これだけは外せない!」というメイク道具は? ※単一回答
各世代、色ありのリップ・グロスが安定した人気。平成元年で圧倒的1位になってから、平成8年に一度他アイテムと僅差になったものの、平成30年に再度その人気が圧倒的に。
あなたの周りで流行っているダイエット法は? ※自由回答
平成元年、平成8年は比較的1つのものを食べ続けるダイエットが流行。一方、平成30年は運動系ダイエットや糖質制限ダイエットなど、健康を意識した方法が多数。
日焼けについてどう思う? ※単一回答
ギャルの時代である平成8年は、「がっつり焼きたい」が他世代よりも多い結果に。
平成30年は半数以上が「絶対焼きたくない」と回答しつつも、23.7%が「ほんのり焼きたい」を希望。
ファッションや美容で「オシャレ」「イケてる」と思うコト、モノは? ※自由回答
平成元年はバブルの象徴であるパーマ/ソバージュが1位。平成8年は安室奈美恵さんが入り、”アムラー”の影響力の大きさが伺える。
平成30年は「自分に似合っているモノ」が圧倒的1位で、自分らしさを重要視する結果となった。
調査概要
- 調査内容
- 平成女子高生のファッション・美容に関する調査
- 調査期間
- 2018年12月13日(木)~12月18日(火)
- 調査方法
- インターネットアンケート
- 調査対象
- セルフ型ネットリサーチ「Fastask」のモニター会員様
- 有効回答数
-
45才~48才女性(平成元年時に高校生) 137 37才~39才女性(平成8年時に高校生) 143 15才~18才女性(現役高校生) 97
調査項目
・ファッションや美容に関する情報の入手先を教えてください/女子高生当時、ファッションや美容に関する情報はどこから入手していましたか?
・好きなファッション雑誌を教えてください/女子高生当時、好きだったファッション雑誌を教えてください
・普段着ている洋服の入手先を教えてください/女子高生当時、普段着ていた洋服の入手先はどこでしたか?
・前問で「ネットショッピングで購入」と回答した方に質問です。よく利用するサイト名又はアプリ名を教えてください
・洋服を買う時、重視していることを教えてください/女子高生当時、洋服を買う時に重視していたことを教えてください
・あなたが普段着ている洋服で、1番好きなブランドを教えてください/女子高生当時、あなたが普段着ていた洋服で、1番好きだったブランドを教えてください
・あなたの周りで流行っているアクセサリーを教えてください/女子高生当時、流行っていたアクセサリーを教えてください
・20才(大人)になったら身に着けたい、憧れのブランドを教えてください/女子高生当時、20才(大人)になったら身に着けたいと思った憧れのブランドを教えてください
・あなたが普段よく使っている化粧品のブランドを教えてください/女子高生当時、あなたが普段よく使っていた化粧品のブランドを教えてください
・友達と遊びに行く時に「これだけは外せない!」というメイク道具を1つ教えてください/女子高生当時、友達と遊びに行く時に「これだけは外せない!」メイク道具を1つ教えてください
・あなたの周りで流行っているダイエット法を教えてください/女子高生当時、あなたの周りで流行っていたダイエット法を教えてください
・日焼けについてあなたの考えを教えてください/女子高生当時、日焼けについてのあなたの考えを教えてください
・あなたがファッションや美容で「オシャレ」「イケてる」と思うコト、モノを教えてください/女子高生当時、あなたがファッションや美容で「オシャレ」「イケてる」と思ったコト、モノを教えてください
プリントシール機市場でトップシェアを占めるフリューにおける調査・研究機関。主な調査対象は、女子高生・女子大生。『GIRLS’TREND 研究所』ではこの調査結果の一部をニュースレターとして情報発信中。
フリュー株式会社 会社概要
2007年4月にオムロングループからマネジメントバイアウト(MBO)によって独立したエンタテインメント分野の独立系企業。2015年12月に東証一部へ株式を上場。これまでプリントシール事業、キャラクター・マーチャンダイジング事業、コンテンツ・メディア事業、ゲーム/アニメ事業と、様々なエンタテインメント事業領域に参入し、その範囲を着実に拡大中。
*「GIRLS’TREND 研究所」は、フリュー発行の雑誌「GIRLS’TREND」とも連動しながら、女子の流行情報を発信します。
*公開データの引用・転載の際は、”フリュー株式会社「GIRLS’TREND 研究所」調べ”と明記いただけますようお願い申し上げます。
『GIRLS’TREND 研究所』および『GIRLS’TREND 研究所』ロゴは、フリュー株式会社の商標または登録商標です。
その他の会社名、製品名、サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
調査結果の数値は、小数点第2位を四捨五入しております。
掲載している自由回答設問は、「特になし」 、「分からない」等を除いて集計したものです。
報道関係者の方からのお問い合わせ
フリュー株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報課TEL:03-5728-1765
FAX:03-6861-4625
E-mail:furyu-press@furyu.jp