FuRyu Precious days, always

interview

喜びをつくる技術力
画像処理の魅力と難しさ

エンジニア職

プリントシール機 ソフトウェア開発

ずん

2022年新卒入社。プリントシール機のソフトウェア開発において、画像処理分野を担当しています。大学時代に初めてプログラミングを学び、特に画像処理の分野に興味を持ちました。幼少期からゲームが好きで、画像処理とエンタメを軸に仕事をしたいと考えていました。趣味は海外サッカー観戦、サイクリング、新しいプログラミング言語やフレームワークに触れることです。

「盛れる」プリを支える画像処理

フリューのソフトウェア開発について教えてください。

プリントシール機(プリ)のソフトウェア開発は「グラフィック(落書き)」「ゲーム」「画像処理」の3つに分かれており、私は画像処理を担当しています。
主な業務内容は、プリで撮影した画像の処理フローの設計や、プリに搭載されているメイクレタッチ機能の処理実装などです。どのようなシチュエーションであってもユーザーが満足できる「盛れる」プリになるよう支える仕事です。プリは単なる写真ではないので、撮影してそのままで良いというわけにはいきません。例えば、今は美肌効果のあるプリが人気ですが、撮った画像に何かしらの処理をしなければ美肌にはなりませんよね。プリは2人で撮影されることが多いですが、3人や4人で撮影するユーザーも珍しくありません。人数が増えたときにも問題なく画像が処理されるようにするのも簡単ではないんです。どのようなシチュエーションであってもユーザーの望む画像を提供できるかどうかが画像処理担当の腕の見せ所ですね。

業務はどのように進行するのでしょうか?

主に C++ や C# といったプログラミング言語を使って開発をしています。
担当するプリの機種にもよりますが、私の担当する仕事がスタートして完了するまでには7ヶ月ぐらいかかりますね。その間はとにかく画像処理のコードを打ち込んで、企画者や写り担当者が考えた「盛れる」写りに対してイメージ通りの処理ができているかを確認し、イメージと違ったらコードを修正しての繰り返しになります。一発でイメージ通りに上手くいくということは滅多にありません。もちろん、開発メンバーとの打ち合わせも頻繁にあるので、ずっとパソコンに向かっているわけではありません。

仕事のやりがいと難しさについて教えてください。

やっぱり、自分のイメージ通りの画像を作ることがやりがいです。トライ&エラーを繰り返して理想の画像に辿り着くと、苦労した分だけ喜びも大きい。実際にプリで遊んでくれたユーザーから「メイクがすごく綺麗」のようなコメントをもらうことがあるのですが、自分の技術で誰かを喜ばせることができるのは、ソフトウェアエンジニアにとって非常に嬉しいものです。

仕事の難しさとしては、自分が男性なのでメインユーザーである女子高生の気持ちがなかなか掴みにくいという点ですね。こればかりは、努力してもなかなかうまくいきません。本を読んだりして何とかなるものではないので、ユーザーとの距離が近い企画者の意見を積極的に聞くようにしています。でも、普段プリを撮らないからこそ冷静に考えられる部分もあるので、逆にそこが自分の強みなのかもしれません。

エンジニアとして人の心を動かしたい

画像処理関連で代表的なのは「完成した部品を検査するためのソフトウェア開発」のような仕事だと想像しますが、そのなかでフリューを選んだ理由を教えてください。

私は大学院でコンピュータグラフィックス系の分野を専攻していました。昔から画像を加工したりするのが好きで、将来もそれに関する仕事をしたかったというのが第一の動機です。
もちろん検査用のソフトウェアも、日本のモノづくりを支える大切な仕事だと思います。しかし自分のやりたいこととは方向性が異なる気がしました。もっと人の心を動かすような仕事にチャレンジしてみたい。そうした気持ちがありました。
そこでアミューズメント業界に目を向けるようになり、見つけたのがフリューです。私はもともとプリをほとんど撮ったことはありませんでしたが、自分が画像処理を担当したプリの良い評判を聞くと、やっぱり嬉しいです。この会社に入って良かったなと思える瞬間ですね。

入社して感じたギャップはありますか?

それまでチームで何かひとつのものを作り上げるという経験がほとんどなかったので、最初はなかなか慣れませんでした。フリューのソフトウェア開発は、いろいろな人と連携して進めるので、ひとりで完結させられるものではありません。例えば、企画者や写り担当者はもちろん、ゲーム画面のデザインを作るデザイナーや、自分と異なる分野のソフトウェアエンジニアなど、大勢のメンバーと意見を交わしながら、ユーザーに満足いただける商品をめざします。
ソフトウェアエンジニア内での連携も必要です。学生時代は自分が作った変数に適当な名前をつけて扱っていたのですが、フリューではその変数を他の人も使いますから、なにかしら規則性のある名前にする必要があります。やはり、学生と社会人では求められるものが違いますね。
また、学生時代にしっかりとプログラミング言語を学んでいたのでそれなりに自信はあったのですが、入社後も新しい言語を勉強する必要がありました。仕事と勉強を両立するのは楽ではありませんが、言語を習得すれば業務の幅も広がるので、それがモチベーションになります。

ギャップとは少し違いますが、印象に残っているのは、先輩からの指導です。新人の頃は分からないことも多いので、先輩に「どうすれば良いですか?」と質問しに行くのですが、答えをそのまま教えてくれるのではなく、ヒントを与えたうえで「どうすれば良いと思う?」と聞き返されます。ただ答えを与えるのではなく、しっかりと自分の頭で考えるよう促してくれました。私にはまだ後輩がいないのですが、後輩が入社してきたら、先輩のように「考えさせる指導」を心がけていきたいと思います。

エンジニアがフリューで働く魅力とは

エンジニアがフリューで働く魅力とはなんだと思いますか?

やる気があれば大きな仕事を任せてくれる会社なので、チャレンジ精神旺盛な人には素晴らしい環境だと思います。私も入社する前は「しばらくは上司のサポート的な仕事が多いのかな?」と思っていたのですが、実際に働いてみると大違いでした。
入社半年で開発中のプリのメイク機能を担当させてもらえました。社歴に関わらず活躍できる会社で、やる気のある人には大きな仕事がやってきますので、自ら積極的に挑戦していくエンジニアはすごく向いていると思います。

スキル向上の機会として、社内外でのハッカソン参加も奨励しているんですよね。

会社として、エンジニアがハッカソンへ参加し挑戦することを前向きにとらえていると感じます。私が最初に参加したのは、ピクトリンクの事業部で働いている同期に誘われたのがきっかけです。「1日でアプリを作ろう」というハッカソンで、私はそれまで一度もアプリ開発をやったことがなかったのですが、チームのメンバーと協力して、無事に完成させることができました。
普段の業務では使用しない言語やフレームワークを使う経験は新鮮でしたし、他の部署の社員とコミュニケーションをとる良い機会にもなりました。それ以来、タイミングが合えばできるだけハッカソンには参加するようにしていますね。完全に自由参加ですが、参加するだけの価値は十分にあると思います。
そうした多様な機会を通じて成長していけることも、エンジニアがフリューで働く魅力ではないでしょうか。

※ハッカソン:エンジニアやデザイナーなどが集まり、集中的にアプリケーションやシステムを開発するイベントのこと。

将来的にはどんなエンジニアになりたいですか?

フリューには特定の分野に突き抜けたエンジニアが多いのですが、私は少し違った道を進みたいと思っています。できるだけスキルの幅を広げていきたい。ハッカソンに参加したことで、その思いが強くなりました。
例えば、フリューにはプリで撮影した画像をスマホで取得・閲覧できる『ピクトリンク』というサービスがあるのですが、エンジニアとしてそちらの方面にも関わってみたいですね。もちろん、そのためには今よりも多くのプログラミング言語を扱う必要があり、簡単なことではないというのは分かっています。しかし、不可能だとは考えていません。
ざっくりとした言い方になってしまいますが、将来はなんでもできるスーパーなエンジニアを目指したいですね。大きすぎる目標かも知れませんが、フリューという会社は、そんなビジョンも受け入れてくれるような度量の大きさがあると感じています。

フリューを目指すあなたへ

自分を信じよう。

フリューに入社するとき「男性である自分がプリの仕事をして大丈夫かな…」という不安な気持ちがありました。しかし、現在では画像処理のソフトウェアエンジニアとして一定の信頼を得ることができています。学生から社会人になるとき、誰もが不安な気持ちになります。それは決して恥ずかしいことではありません。大切なのは、不安な気持ちに直面しても、自分を信じて不安を乗り越えることではないでしょうか。

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