PEOPLE

あきもつ

キャラクターMD事業部 企画職
2018年入社(新卒) 芸術学部卒

企画

キャラクター

ROOKIE 任された大役と、
夢中の日々。

入社してから3ヶ月。部門での研修を終えた私が、まず任されたのがプライズ(アミューズメント専用景品)企画のメイン担当。それも、キャラクターデザインから考えるという大役でした。

私が所属するキャラクターMD事業部では獲得したキャラクターやアーティストなどの版権をもとにプライズを企画しています。版元さまからキャラクターの平面デザインをいただき、それをぬいぐるみやフィギュアなどに展開するのが通常の流れ。しかし、私がいただいた案件はイレギュラーでした。人気ネット番組に登場する着ぐるみをぬいぐるみにしようというもので、さまざまな商品に展開するための基本デザインが存在せず、キャラクターデザインをゼロからつくる必要があったのです。

もとの着ぐるみを、どのようにデフォルメし、基本デザインとするのか。本当に私にできるのか。納期も短い。不安しかないけれどやってみるしかない。「あなたならできる」と、この仕事を任せてくれた先輩の期待に応えたくて、必死でした。

夢中になって取り組んだそのデザインが、ぬいぐるみとなり、クレーンゲームの景品として並び、多くの人の手に渡っていく。それを見ていると、本当に大変な仕事ではありましたが、それ以上に、この仕事のやりがいや達成感を感じることができたのです。

TURNING-POINT 私にできる、
全てをやりきりたい。

フリューではアイドルやミュージシャンなど、アーティスト関連のプライズも展開しています。アーティストの公式SNSを通した告知は商品の存在をファンにアピールする重要な場。しかし、提案する画像によっては「アーティストの世界観を損ねる」とお断りされる場合もあります。私も「この画像のクオリティでは告知できません」と、版元さまから言われてしまったことがありました。

どうすれば納得していただける形で告知してもらえるのだろう。どんな画像なら投稿したくなるのだろう。焦りのなか試行錯誤を繰り返しながら、この仕事はただアイデアを形にするだけではないのだと、改めて気づきました。商品の魅力を誰よりも一番知っているのは、私。だからこそ、その魅力を届けるために、私にできる全てをやりきりたい。告知画像の撮影やディレクションにも積極的に携わるようになったのはそれからです。

撮影はどこで行うべきか。どんなカットならアーティストやファンの方に喜んでもらえるか。私が撮影した画像を見たアーティスト本人に喜んでもらえ、ファンの方から大きな反応をいただけると、自分がこの商品に込めた想いを届けることができた、と心の底から嬉しくなります。

TURNING-POINT 誰の目から見ても、
良い商品。

入社する前は、良い商品とは、とにかくかわいいものだと思っていました。もちろん、今でもかわいい商品をつくりたいという思いに変わりはありません。けれど、実際はそれが全てではありません。大切なのはクオリティとコストのバランス。

当然ですが、一つの商品が世に出るまで、さまざまな社員が関わっています。コストや納期を調整してくれる生産管理、決して安くはない商品をどう売り込んでいくかを考える営業など、多くの人が関わって、はじめてユーザーに商品を届けることができるのです。

いくら企画のなかだけで評価が高くても、コストに見合わなければ自己満足で終わってしまいます。企画を考える私たちの腕の見せ所は、「コストを考慮し、会社としての利益を確保しながら、いかにクオリティの高い商品をつくれるか」、だと思います。ユーザーを含めた、さまざまな立場の人が見た「良い商品」をつくることが、私の目指す商品企画です。

WORKS

people

番組に出てくる着ぐるみをモチーフにぬいぐるみを制作。

people

コンサートでアーティスト本人がグッズを持つことも。