動的ビジョンの実現 キャリア開発と働きがいの向上

 フリューの人材育成の土台には、「動的ビジョン」という社員が大切にする価値観があります。この「動的ビジョン」は、フリューの存在意義をつくる企業理念体系の重要な構成要素で、社員と会社が共に成長していくことを目指しており、これを体現するすべての社員をフリューでは人的資本における重要人材として据えています。
 2023年5月に公表した中期ビジョンの基本方針「組織風土改革」にも『動的ビジョンの実現』を掲げており、各々が自律的なキャリアアップに取り組むように会社として支援しています。

動的ビジョンとは

 「動的ビジョン」は、社員の働きがいを高めるフリュー独自の考えで、2019年に企業理念体系を再構築した際に、企業理念を実現するための重要な土台として組み込みました。自分の「やりたいこと(WILL)」と「できること(CAN)」、そして会社からの期待(MUST) を重ね合わせていくことで、社員の多様性を育み、社員と会社が共に成長していくことを目指しています

なりたい自分を描く仕掛け(動的ビジョンWeek)

 社員のありたい姿を実現する価値観である「動的ビジョン」を推進するため、2007年のフリュー設立当初より「なりたい自分」を描く全社取り組みを継続的に実施しています。また、代表取締役社長から全社に向けて、一人ひとりが「動的ビジョン」を描くことの大切さを定期的に発信しています。
 現在行っている「動的ビジョンWeek」では、社員一人ひとりが自身の将来のなりたい姿を想像しながら動的ビジョンを描き、動的ビジョンカードを作成。それをもとに上司・部下間で1on1を行ったり、チーム内で内容を共有しながら対話を実施します。年に1度、全社員を対象に本取り組みを実施することで、自ら気づきを得られる機会を設け、モチベーション再発見のきっかけづくりを行っています。

なりたい自分を叶えるサポート

 上司部下の双方向の対話をベースとした1on1面談等を通じて、組織目標と一人ひとりの主体的な意思やキャリアとを十分にすりあわせて目標設定を行い、その達成度やプロセスのフィードバックを行うことで、個人の成長や「動的ビジョン」の実現につなげることが可能となるしくみを推進しています。

具体的な取り組み

  • 専門職制度の新設:2019年

    専門職制度の新設:2019年

    複線型人事制度の導入により、社員の多様なキャリアパスのニーズに応え、全ての社員が事業に貢献できる機会を持つことで、それぞれの経験や能力、考え方が認められ活かされるよう推進しています。

  • 一般職層の職群(総合職/担任職)の統合:2022年

    一般職層の職群(総合職/担任職)の統合:2022年

    従来の職群(枠組み)にとらわれない活躍機会を拡大し、社員一人ひとりが、やりがいを持って、組織への貢献の仕方を考え、能力を最大限に発揮するために自己研鑽に励むことを推進しています。

  • 月額給与の評価連動強化:2024年

    月額給与の評価連動強化:2024年

    従来よりも成果や能力発揮を処遇に反映する賃金体系へと改定することで、成長意欲を持って切磋琢磨し、組織目標ならびに会社業績の達成に貢献する人材を後押ししています。

このテーマに該当する取り組み

4つのテーマと10個の重点課題